創世記27章46節~28章9節「家族関係の修復の道のり」

創世記28:6  エサウは、イサクがヤコブを祝福し、彼をパダン・アラムに送り出して、そこから妻をめとるように、彼を祝福して彼に命じ、カナンの娘たちから妻をめとってはならないと言ったこと、

28:7  またヤコブが、父と母の言うことに聞き従ってパダン・アラムへ行ったことに気づいた。

28:8  エサウはまた、カナンの娘たちが父イサクの気に入らないのに気づいた。

28:9  それでエサウはイシュマエルのところに行き、今ある妻たちのほかに、アブラハムの子イシュマエルの娘で、ネバヨテの妹マハラテを妻としてめとった。

父の愛が自分から離れていくのに気づいたエサウが気落ちし、父の気を少しでも引こうとしてもがきます。水曜日の聖書の学び会でも父との確執や愛情の欠乏に苦しむ一人の青年の告白があり、心を打たれ、祈りました。

エサウはヤコブを恨み、殺意まで抱き、父イサクの死を待ってヤコブを殺す意思を固めていましたが、イサクはこの後、40年も生きています。エサウの殺人計画はついに実行に移されることはありませんでした。

イサクは本当はこのとき死ぬはずだったと思います。しかし神はイサクを生かし続けました。

イサク一家―父と子、母と子、夫婦、兄弟の壊れた家族関係の修復。40年はイサク一家のために必要な歳月だったと思います。

私は中学3年生の時に神に見出され、救いをいただきましたが、両親が教会に行くようになるまでに38年かかりました。先週末は私たち夫婦と両親、姉の5人で温泉旅行をし、家内が旅館でYWAMアウトリーチの証しをすることができました。

イサクはカナンの地にとどまる人生でしたが、ヤコブは出て行って帰ってくる人生です。妻を見つけるために自ら出かけ、兄エサウとの和解のために帰り、愛する子ヨセフを売られてエジプトに下るが、エジプトで増え広がったイスラエルの民がカナンの地を征服するために戻ってきます。ヤコブは旅立つが、信仰をつかんで約束の地に帰ってきます。私たちも信仰の旅を経て、愛する家族の救いのために帰ってきます。

創世記28:15  見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」