創世記28章10節~22節「さらに大きなことを見る」

創世記28:11-13  ある所に着いたとき、ちょうど日が沈んだので、そこで一夜を明かすことにした。彼はその所の石の一つを取り、それを枕にして、その場所で横になった。そのうちに、彼は夢を見た。見よ。一つのはしごが地に向けて立てられている。その頂は天に届き、見よ、神の使いたちが、そのはしごを上り下りしている。そして、見よ。主が彼のかたわらに立っておられた。

ヤコブは孤独の中、何もない荒涼とした地に神がおられることを知り、そこを「神の家」(ベテル)と呼びました。神の臨在を感じた初めての体験です。

英語や文語訳は「主がはじごの上に立っておられた」(The LORD stood above it.)と訳しますが、これはaboveともbesideとも訳せるヘブル語のようです。後者であれば、新改訳のように「主が彼のかたわらに立っておられた。」(The LORD stood beside him.)となります。

ヤコブが見て恐れおののいたのは、はしごの頂に立っておられた主だったと思います。しかし、主イエスは、ナタナエルに「あなたはさらに大きなこと」を見ると言われました。このはしごがキリスト御自身であること、神が人となって私たち一人ひとりのうちに住んでくださることが次第に明らかになっていきます。

ヨハネ1:50,51  イエスは答えて言われた。「あなたがいちじくの木の下にいるのを見た、とわたしが言ったので、あなたは信じるのですか。あなたは、それよりもさらに大きなことを見ることになります。」そして言われた。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。天が開けて、神の御使いたちが人の子の上を上り下りするのを、あなたがたはいまに見ます。」

主は、自らはしごとなり、私たちのところに降りてきてくださり、ヤコブのかたわらにも立ってくださったのです。クリスマスが近づいています。イエス様が地上にお生まれになりました。

マタイ1:23  「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)

インマヌエルー主は私たちとともにおられる。主がともにおられる私たちの人生に「さらに大きなこと」を見ることができますように!