創世記12章1~5節「あなたは祝福の源となれ」

創世記 12:2 あなたの名は祝福となる。 

:3 あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。 

「あなたの名は祝福となる」(新改訳)は、口語訳ではあなたは祝福の基となるであろう 」、新共同訳では「祝福の源となるように 」、文語訳では「汝は祉福の基となるべし」と訳されています。これはヘブル語の原語では命令形であるらしく、神はアブラハムに「あなたは祝福の源となりなさい」と命じられたのです。

アブラハムが祝福の源泉となり、祝福を子孫に流すことで、地上のすべての民族はアブラハムによって祝福を受けるようになります。

このようにしてアブラハムは、足の踏み場となるだけのものさえも、相続財産として与えられていなかったけれども(使徒7:2)、すべての国民の父と呼ばれる者になりました。

私たちは神からの祝福を求め、自分が祝福を受けることばかりを求めています。自分が祝福の源となるように祈ることは少ないと思います。受けるよりは与える方が幸いであるとイエス様は言われました。まず自分がアブラハムのように神にまっすぐに従い、祝福の源となるように、ロトのように人(おじのアブラハム)についていく信仰ではなく、主にだけ従う信仰をもつことができるように、求めていきたいと思います。